*2022/3/10更新
筆者は、「日本化粧品検定(第15回)」の1級を受験(2020年11月29日)。
当時は、仕事も私生活も美容とは無縁で、知識ゼロの状態からスタート。独学ながら、一発合格をいただくことができました。
い、1級合格しました...😱✨
独学だし、不安だらけで全く自信なかったんですけど、色んなブロガーさんに励まされて今に至る。。。💭
なかでも
🐰(@saikolodsm )
🐈(@tananeko2323 )たくさん励ましてくださってありがとうございました😂感謝しきれないです。#ブログ書け #日本化粧品検定 pic.twitter.com/nxmHG6bfEM
— ゆっさんlスキンケアオタク (@YuM1Chi) December 26, 2020
今回は、筆者の実体験をもとに学習効率がUPした勉強方法を紹介します。
こんな方におすすめ◎
- 独学で1級合格を目指している
- 試験後も美容知識を活かしたい
- なるべく効率よく覚えたい
- 覚えるのが苦手
実は、知識をしっかり覚えるには、勉強方法にちょっとした工夫が必要。
独学で日本化粧品検定を受ける方は、一度参考にしてみてくださいね◎
目次
「日本化粧品検定」1級は独学でも合格できるの?
日本化粧品検定1級は、独学で合格を目指せます。
筆者を含め、自分なりの勉強方法で合格できた方は意外と多いようです。
日本化粧品検定、1級合格…!
コツコツ独学で勉強してました✍️♥️コスメや美容が大好きだから、初めて知るような専門的な知識も身につけられて嬉しい!定期的にしっかり復習しよう…☺️🌸 pic.twitter.com/daKtwVRhud
— 白 (@012_shiro) June 27, 2021
先月受けた日本化粧品検定1級
無事合格しました╰(*´︶`*)╯仕事とも全然関係ないし、
ただコスメやメイクが好きって程度だったけど、とても勉強になって楽しかったです✨興味のある方はぜひ♡
独学&飛び級でも全然いけます!#日本化粧品検定 pic.twitter.com/1Rtpb0ZKUS— Nami (@ReNami222) June 22, 2019
また、1級の合格率は、約6割。難易度はそこまで高くありません。
1級合格率: 62.8%
2級合格率: 67.8%
合格基準:正答率70%前後(出題数60問)
※第17回日本化粧品検定(2021年11月実施)より
しかし、美容関連の仕事ではない方や、あまり美容に詳しくない方にとっては、本当に独学で挑戦できるか心配ですよね。
単語や文章で答える記述式に比べると、難易度は下がります。
そのため、独学で化粧品や美容について一から勉強する場合でも、一発合格は難しくはないと思います。
筆者自身の「受験のきっかけ」や「受験後の感想」、「資格の活用方法」について詳しくは以下で紹介しています。
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【日本化粧品検定】いきなり1級を受験!注意点~活用方法も一挙公開
続きを見る
「日本化粧品検定」1級はどんな問題が出る?
日本化粧品検定1級の試験範囲は、幅広い項目から出されます。
1級の試験範囲
化粧品の歴史
化粧品の中身(成分など)
ボディ/ヘア/ネイル/香り/オーラルケア
化粧品に関する法律・規則
一部2級・3級を含む
化粧品の歴史から化粧品に関する法律・規則まで、広く学ぶことができます。
また、一部2・3級の内容も出題されるので、美容全般に詳しい人を目指せるのです◎
さらに具体的に、1級の過去の試験問題を見てみたい方もいらっしゃいますよね。
しかし、残念ながら過去問は現時点で非公開。
過去の試験問題が公開されていない理由は分かりませんが、筆者が受験した当時から試験問題が出回らないよう徹底していた印象です。
例えば、
①試験終了後、問題集は回収
②試験内容をSNSなどに挙げる行為は禁止
⇒試験問題を第三者に教えた場合、罰則の対象に。
…など。
では、「過去問がないから、合格も厳しいか?」と言われると、そんな心配は全くなく。
過去問がなくても、独学で1級に合格できた方は意外と多いことから、恐れず勉強に向かってほしいと思います。
追記: 2022年3月11日までに受験に申し込んだ方限定で、過去問を含む「実践問題20問(非売品)」を公式からプレゼント。(期限終了)
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「日本化粧品検定」1級に合格した勉強方法
では、筆者が1級に合格できた勉強方法について紹介します。
まずは、最低限用意しておきたいものから。
必要な教材
1、2級対策テキスト:美容の教科書(試験範囲はここから出題)
1、2級問題集:練習問題(試験と同様の4択から解答&解説)
独学で合格を目指すなら、対策テキスト(教科書)と問題集が必要です。
まず、試験範囲はすべて「対策テキスト」から出題されるので、必ず用意しましょう。
対策テキスト2冊(1、2級)
イラスト解説が多いので、美容初心者だった筆者でも読みやすいテキストです。
また、「問題集」については、試験と同様の4択から選ぶ練習問題。
問題集2冊(1、2級)
丁寧な解説付きで、正しい知識を定着させるのに活躍します。
なかには、「問題集を買わなくても、テキストさえあれば合格できるのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
…が、問題集を利用した人と利用しなかった人で、合格率がずいぶん変わります。
※第17回日本化粧品検定2級における合格率比較
(改訂新版問題集購入者と問題集非購入者との比較)
※日本化粧品検定協会HPより
日本化粧品検定協会のHPによると、問題集を購入した方の合格率は7割を超えたそう。
可能であれば、対策テキストと問題集をあらかじめ購入しておくことをおすすめします◎
1級のテキスト◎
2級のテキスト◎
効率よく覚えるポイント
具体的な勉強方法に入る前に、効率よく知識を覚えるポイントを紹介します。
エビングハウスの忘却曲線
まず紹介するのは、「エビングハウスの忘却曲線」。
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが、人が時間とともにどれほど忘れていくのかを数値化したものです。
記憶の実験によると、
人は何かを学んだときに…
⇒20分後には42%
⇒1時間後には56%
⇒1日後には74%
忘れていくことが分かりました。
ざっくりイメージ
要するに、人は学んだ直後から急激な物忘れが始まるということです。
※ただし、この実験は、無意味な音節(子音・母音・子音)を覚えた場合の結果であることを考慮しなければなりません。
どれほど私たちが忘れっぽいかが分かる例として、
①「今朝の何食べた?」と聞かれる
⇒すぐに答えられるが、
②「昨日の夕飯何食べた?」と聞かれる
⇒すぐに答えられない
…という風に、一般的に過去の記憶は忘れ去られていきます。
なので、覚える作業でもある勉強方法にも、忘れにくくする工夫が必要です。
学習効率UP!3つのコツとは
エビングハウスの忘却曲線から導かれたこちらの発表を参考に、記憶に残りやすい方法を紹介します。
学習効率UP!3つのコツ
①小分けにして覚える
例】章やページで区切って覚える、など
②知識を自分と紐づける
例】知識と自分の経験を重ねる、など
③何回かに分けて復習
例】間違えやすい問題は寝る前に確認、など
上記を意識して勉強することで、覚えるスピードも速くなり、学習効率もUP◎
エビングハウスの忘却曲線でいうと、忘れる速度が緩やかになり、学習した知識を100%付近で維持するイメージです。(ピンクの線)
ざっくりイメージ
具体的な方法については、次の項目で解説します。
勉強のやり方・進め方
先ほどの3つのコツを意識しながら、実際に勉強のやり方・進め方を紹介していきます。
実践:試験2か月前~2週間前
1級の勉強は、試験の2か月前から開始。
進め方としては、章ごとに分けてテキストと問題集に取り組みます。
例えば、
まず①テキストを読む:化粧品の歴史(p22~28)
次に②問題集を解く:練習問題
…のような進め方でOK。
章ごとに分ける理由としては、まとめて学習するよりも、覚えるスピードが圧倒的に早いから。(※①小分けにして覚えるに該当)
また、分けて勉強する方がメリットも多いです。
「でも、まとめて一気に勉強した方が、勉強時間も短縮されて効率的じゃないの?」と思う方もいるかもしれません。
仮に50ページ分のテキストを読んだとしても、読み終えた頃には最初に読んだ内容は物忘れが始まっています。※エビングハウスの忘却曲線
そのため、高い集中力で学習効率もグンと上がりやすい、小分けにする勉強方法をおすすめします。
また、テキストを読む際、自分自身と知識を重ねることができると、覚えるスピードも格段に速くなります。
例えば、
江戸時代では、日本古来のスキンケアとして“ウグイスのフンなどで顔を洗うようになりました。”
※「日本化粧品検定1級」対策テキストP24より参照
と読んだときに、
A:「ふーん」と流し読み
または
B:「江戸の人は、鳥のフンで顔洗ってたのかあ。今の時代では考えられん…!」とイメージ
どっちが記憶に残りやすいかといえば…
後者の方(B)。
自分がウグイスのフンで顔を洗うことをイメージしたり…と強烈なインパクトが残っているので、覚えやすいです。
対して前者(A)のように文字を追って読むだけでは、記憶に残りにくく、忘れやすいんですよね…。
なるべく自分と紐づけながら読み進めていく癖をつけてみましょう◎
そして、テキストを読んだら、なるべく早めに問題集にとりかかること。
テキストを読んだら、その日のうちに問題集に取り組めるのがベストです◎
また、最も重要なのが何度も復習すること。
忘れる前に繰り返し知識に触れることで、脳も記憶し、忘れにくくなります。(※③何回かに分けて復習に該当)
ちなみに筆者の場合…、
▶なるべく毎日
⇒寝る前に、その日にやった範囲を軽く読み返す(10分)
▶まとまった時間が取れるとき
⇒以前間違えた練習問題を解きなおす(2時間)
上記のように復習していました。
「復習なんて当たり前じゃん!」と思う方多いと思いますが、根気強さが試されます。
ただ、復習を繰り返すうちに知識が定着し、忘れにくくなることで復習時間もかなり短縮。
復習する機会が多ければ多いほど、沢山の知識を覚えられます。
たくさん復習できる計画を立てて実践してみてくださいね!
学習効率UP!3つのコツ【まとめ】
①小分けにして覚える
⇒章ごとに覚える
②知識を自分と紐づける
⇒自身との重ね合わせ
③何回かに分けて復習
⇒寝る前に今日読んだ範囲をもう一度読む、など
実践:試験2週間前~前日
試験2週間前になったら、ひたすら問題集を解きます。
本番に備えて、問題を解く感覚に慣れておくためです。
間違ってしまった問題や自信がないところは、
まず、①解説を読む
次に、②該当箇所のテキストを読む
最後、③同じ問題をもう一回解く
・・・ようなイメージで、サイクルしながら進めていくと、自分の弱点を埋められ自然と自信がつきます◎
問題集とテキストの反復
ちなみに、2週間前~前日までに1、2級それぞれ4周しました。
1周目より2周目、2周目より3周目…と解答時間が早くなり、間違える箇所も減るため、1周にかかる時間はどんどん短くなります。
1級合格に向けたアドバイス
最後に、先に1級を受験した筆者から、アドバイスを2つ。
①テキストは隅々まで目を通す
②分からないor迷った場合とりあえずマーク
まず、テキストはすみずみまで目を通しておいた方が良いです。
山は張らず、余裕をもって早い時期から試験対策しておくことをおすすめします。
また、分からないor解答に迷う問題が出たら、とりあえずマークをして次の問題に進みましょう。
1級の試験時間60分なのですが、意外と時間に余裕がありません。
1級の試験時間と問題数
試験時間:60分
問題数:60分
1問にかけられる時間:最大1分(理想:30秒)
どんなに時間をかけても、1問あたり最大で1分。
ただ、後で見直すことを考えると、1問30秒ぐらいで解答できることが理想だと思います。
試験の当日はおそらく緊張しているため、時間配分がうまくいかないかもしれません。
結果、何問か答えられない状況は避けたいですよね…。
日頃の練習問題でも「わからなかったら、マークして次へ」を意識すると、試験本番で見直しの時間を確保しつつ、慌てずに解答できます。
まとめ:「日本化粧品検」1級は独学で合格を目指せる!
筆者の体験談をもとに、日本化粧品検定1級の勉強方法について紹介してきました。
今回紹介した、学習効率がUPする3つのコツを取り入れることで、独学でも合格を目指せます。
また、知識がしっかり定着するので、試験後も美容知識を十分活かすことができます◎
勉強した頑張りが本番でも発揮できるよう、祈っています!!
ゆっさん。より
また、「1級を受験するきっかけ」や「受験後の感想」、「資格の活用方法」などはこちらでまとめています◎
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【日本化粧品検定】いきなり1級を受験!注意点~活用方法も一挙公開
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